2019 年
立山ケーブルカーの除雪風景
4月中旬のアルペンルート開通に向け、立山山麓では厳冬の1月末より早くも除雪作業が始まっています。そして富山県側アルペンルートの玄関口である立山駅(480m)~美女平駅(980m)を結ぶ立山ケーブルカーでも2月中旬から除雪作業が始まりました!
最大傾斜29°になるケーブルカーの急斜面で、ワイヤーに沿ってシートを連結しながら雪を谷へ流していきます。
雪の立山連峰を眺めながら
今日は冬の北陸地方では貴重な青空が広がる快晴の1日となりました。山が近い富山では平野部から屏風のようにそびえる立山連峰を間近に臨むことができます。あまりにもきれいだったので、つい道すがら車を停めて携帯で撮影してしまいました!
そして標高2450m室堂平のライブカメラもチェック!(2枚目の写真)やっぱり山の上は別世界ですね。
ここ数年、温暖化の影響もあって北陸地方の平野部では雪の量が極端に減ってきていると言われています(昨年は多い年となりましたが)。それもそのはず富山県を含む北陸地方は雪が降るか雨になるかのちょうど境目となる温度帯で、気候変動の影響を地球上で最も敏感に受けやすい雪氷圏となっているそうです。平均気温が1~2℃上昇するだけで北陸地方の冬景色は様変わりすることになります。
しかし、山の上では元の気温が低いため、例え温暖化によって-10℃が-8℃となっても雪は雪としてもたらされ、標高の高い山の上の降雪量には温暖化の影響は今のところないようです。
平野部の街の雪が減り、水の源となる山の雪の量は変わらないとなると、人が生活する上では好都合だという話もあるようですが、融雪時期の変化が水循環に与える影響や災害の形態が変わってくるなど、今後どんなことが起こるのかまだまだ分からないことがたくさんありそうです。そして「富山の人や気質、文化に影響を与えてきた純白の雪の世界がなくなり雨の冬になってしまったら、一番影響を受けるのは人間の心そのものかもしれない」という立山の雪を研究する立山カルデラ砂防博物館の方のお話がとても心に残っています。
あけましておめでとうございます!
2018 年
にっぽん百名山「立山」の放送予定
12月24日(月)午後7時30分~午後8時00分
BSプレミアムの山番組【にっぽん百名山】「立山」が放送予定です。
今回ガイド役として出演させていただきました!テーマは秋の立山ということで、9月下旬から10月上旬にかけて撮影を行いました。紅葉、ご来光、氷河などなど立山の魅力がぎっしり詰まっている(はずです 笑)ので、ご覧いただければ幸いです。
にっぽん百名山のWEBサイトはこちら
2018シーズン終了のお知らせ
立山黒部アルペンルートの営業終了に伴い本日をもって今シーズンのツアーは終了となりました。
来シーズンのお問い合わせ・お申し込みは3月1日より受付開始予定です。
ご参加いただいた皆さま誠にありがとうございました!
立山最新情報!
ここ数日の寒気の影響で室堂平(2450m)は約30cmの積雪となり、一気に冬景色へと変わりました。今日は久しぶりに天気が回復し、快晴の青空と新雪のコントラストがとてもきれいでした。周辺の木々や竹竿、ロープなどには「エビのしっぽ」が大きく成長し荒れた天候だったことを物語っていました。
※エビのしっぽ:過冷却雲粒(0℃以下でも凍らない雲粒)が樹木や地物に衝突した瞬間に凍り付き風上側に向かって成長していきます。その形からこのように呼ばれています。
立山紅葉情報その2!
紅葉が見頃となっている立山ロープウェイ直下、タンボ平へ行ってきました!一の越から東一の越へ約1時間、アップダウンの少ない水平道を歩いていくと目の前に圧巻の紅葉が広がります。人も少なく紅葉を満喫できる秋のおすすめコースです。
立山紅葉情報!
立山の紅葉が見頃になってきています!。今夏の猛暑や台風の影響で今年の紅葉は微妙かなぁと内心思っていましたが、ここ最近の冷え込みで一気に色づいてきました。室堂平周辺の紅葉はいまいちですが(ナナカマドやチングルマの葉は早くから茶色くくすんでしまいました)、雷鳥沢などの谷筋や一の越の東斜面(黒部ダム方面)、弥陀ヶ原(1930m)など少し標高が下がったエリアはきれいに色づいています。
夏山シーズン真っ盛り!
今年は早い梅雨明け後、連日快晴となり山日和な日々が続いています。全国的に猛暑日が続き、22日には熊谷(埼玉県)で観測史上最高の41.1℃を記録したとのこと。山の上はというと、気温は20℃前後と低いのですが、日差しが強く、雲もわかず、夕立も降らず、今年は異常に暑く感じます。そんな中でも立山にはたくさんの登山者が訪れ賑わっています。また学校登山(富山県内小学校の半数が6年生になると1泊2日で立山に登ります)もこれから8月前半にかけてピークを迎えます。
今シーズンの雪の大谷ツアーは終了いたしました
本日をもって今シーズンの「雪の大谷が語る水と氷の物語」ツアーは終了となりました。
計11回、大勢の方にご参加いただくことができました。改めてご参加くださった方々ありがとうございました!
室堂平は6月中旬になっても大部分が雪で覆われ、雪の大谷の雪の壁はまだ10m以上の高さとなっております。しかし、足元をよーく眺めると雪解けが早かったところから高山植物が咲き始め、夏へ向け季節の移り変わりを日々感じることができる時期です。もう1か月もすると立山も本格的な夏山シーズンとなります。
残雪の立山縦走路
2日間剱沢方面へ行ってきました。その帰り道、天気も良かったので剣御前小屋から雄山まで残雪の立山を縦走してきました。縦走路の雪はほとんど無くなり、青空の広がる気持ちのいい稜線歩きができました。別山から間近に眺める剱岳、今年新たに氷河に認定された内蔵助氷河、雄山神社の参拝、見どころ満載のおすすめルートです。
GW後半の立山は雪模様に。。
GW後半、この時期としては強い寒気が上空に流れ込んだため全国的に荒れ模様の天気となりました。立山では3日の夜から5日の明け方にかけ猛吹雪となり、4日はアルペンルートの立山高原バス区間(美女平~室堂間)が通行止めとなりました。それに伴い『雪の大谷が語る水と氷の物語』も中止となってしまいました。楽しみにしてくださっていた方、またGWのご予定が急な変更となってしまいご迷惑をおかけしてしまった方々大変申し訳ございませんでした。5日以降ようやく天気も回復しましたが、昨日今日と立山では新たにまた30㎝ほどの降雪となっています。
GW前半、雪の大谷ツアーの様子です!
GW期間前半、4月29日、30日と最高の天気の中、『雪の大谷が語る水と氷の物語』実施いたしました。貸し切り状態の弥陀ヶ原雪原でのランチタイムを満喫し、室堂平では雪の大谷ウォークと、みくりが池散策。ライチョウに出会えた方もたくさんいたようです。オスのライチョウが縄張り争いをしている決定的瞬間も目撃!ご参加いただいたみなさまありがとうございました!
アルペンルート全線開通しました!
4月15日に立山・黒部アルペンルートが全線開通しました! が、、初日は美女平(980m)~室堂ターミナル(2450m)間の立山高原バスが荒天のため運休となってしまいました。昨日今日は青空が広がり、たくさんの観光客が雪の絶景を楽しみに訪れています。世界的にも有名な雪の大谷、平日は外国人観光客の方が圧倒的に多く感じます。
今年の雪の大谷は何m?
昨日から2日間、弥陀ヶ原(1930m)の除雪作業に行ってきました。5日はきれいな雲海の広がる最高の天気となりましたが、今日は低気圧の影響で突風が吹く荒れ模様となりました。この後8日にかけては大雪予報となっています。そして弥陀ヶ原から雪の大谷方面へ足を運んできました!ここ最近の晴天で除雪作業も順調に進んでいるようです。今年の発表は何mとなるのでしょうか?
立山最新情報!
今週は積雪調査のため、室堂ターミナル(2450m)に滞在しています。アルペンルート開通前に入山できる貴重な機会となりました。関東方面に雪をもたらした低気圧は立山でも30㎝ほどの降雪をもたらし、天候が回復すると神々しい立山が顔を出してくれました!
今年の立山の積雪量は例年並か少し多いくらいに感じます。地形や風の影響で積雪量は場所により大きく異なるので、雪の大谷がどうなるかの判断は難しいですが。。4月15日のアルペンルート全線開通が待ち遠しいですね。
海越しの立山連峰
海(富山湾)と山(立山連峰)、それぞれ一級品の景観が隣り合わせて存在しているのが富山の一番の特徴だと思います。今日はあまりにも山がきれいだったので、常願寺川の堤防沿いに車で帰宅途中、ついつい海まで出てしまいました(笑)。3000m級の山を眺めながらすぐそこに海がある、この不思議な感覚をツアーを通して感じてもらえたらなぁと改めて思う瞬間でした。
2018シーズンのお申し込みを開始いたしました!
本日より2018シーズンのお申し込みを開始いたしました。立山黒部アルペンルートの営業期間中(4月中旬~11月下旬)、プライベートツアー・貸切ツアーのご予約を承っております。また、春限定でテーマ型募集ツアー『雪の大谷が語る水と氷の物語』・『雪の大谷を見てきた後に参加してほしいツアー』を実施します!みなさまのご参加お待ちしております。
立山ケーブルカーの除雪作業が始まっています
4月中旬のアルペンルート開通に向け、2月初旬から早くも除雪作業が始まっています。写真は立山駅(480m)と美女平駅(980m)を結ぶケーブルカーの除雪作業の様子です!美女平駅近くでは最大傾斜が29度にもなります。ケーブルカーの線路に沿って4mほどのシートを連結させながら入れていき、滑り台のようにして雪を谷へ流していきます。
5日間白馬にて雪崩の研修会に参加してきました
白馬にて8日から4泊5日の日程でJAN(日本雪崩ネットワーク)主催のアドバンス・セイフティキャンプに参加してきました。冬山での行動で気を付けなければならない「雪崩」について、座学とフィールドを合わせて学ぶ充実した研修会となりました。学んだことを現場で活かせるように継続して知識・経験を増やしていきたいと思います。
東京の移住セミナーでお話させていただきました!
"富山の起業家が語る!「地域資源を活かしたローカルビジネスのリアル」”ということで、地方移住を検討している人を対象としたセミナーでお話させていただく機会をいただきました。当日の富山は大雪。早朝から家の前の除雪で汗を流し、なんとかかんとか東京にたどり着くとそこは雪とは全く無縁の青空が広がる世界。昔は東京に住んでいたはずなのに、都会と地方(北陸)のギャップを改めて感じた一日でした。学生時代を富山で過ごしたのがきっかけで、山に興味を持ち、移住して起業するまでのエピソードなどをお話させていただきました。何か参考になることがあったならばいいのですが、、今冬の北陸の平野部は数十年ぶりの豪雪となっており、地方のライフスタイルの魅力を伝えるはずが、逆に都会の青空が羨ましくなってしまいました(笑)。
北アルプス3か所で新たに氷河を確認!
2012年、日本には存在しないとされていた氷河が立山周辺の3か所(御前沢氷河、小窓氷河、三ノ窓氷河)で初めて確認されました。「氷河」、その名の通り厚い氷が河のように現在進行形で動いていることが確認の必須条件です。日本のような中緯度では4000mを超えるような山でなければ氷河は存在しないと言われていた常識が覆る瞬間でした。その後も立山カルデラ砂防博物館を中心に北アルプスの数か所で氷河の調査が行われきました。そして、今月16日に、剱岳の池ノ谷(いけのたん)雪渓と立山連峰の内蔵助(くらのすけ)雪渓、鹿島槍ケ岳のカクネ里雪渓の3か所が新たに氷河と確認され、国内の氷河は6か所になりました。カクネ里雪渓の氷河調査には僕もおととし同行していたので今回の発表はとても感慨深いものがありました。また内蔵助の氷河は立山の縦走コース上に存在し一般登山者でも容易に訪れることができます。トレッキングの道中で写真のように氷河の上に降り立つこともできますよ!
WEBサイトリニューアルのお知らせ
いつも弊社のウェブサイトをご訪問いただき、誠にありがとうございます。 この度、ウェブサイトをリニューアルいたしました。まだまだリニューアル途中の箇所もありますが、随時更新予定です。引き続きよろしくお願いいたします。